福井県では、原子力発電所周辺環境の安全を確認するため、県と原子力施設設置事業者はそれぞれ、観測局(モニタリングポスト)を設置し、空間の放射線量を監視しています。
観測局は県内5カ所の原子力発電所サイトを中心とした広い範囲に設置されています。県が44ヶ所、事業者が計62ヶ所に観測局を整備し、原子力規制庁の環境放射能水準調査で観測している11ヶ所をあわせて合計117ヶ所で24時間休みなく空間放射線の観測を行っています。
このホームページでは、これらの観測局から収集された速報値を表示しています。
県の観測局の設置地点を下図に示します。これらの観測局では空間放射線量率のほか、空気中放射能濃度(11ヶ所)や気象(全ヶ所)を測定しています。
このホームページでは、県の観測局名称を「県・(地名)局」と表示しています。
福井県が整備した観測局には、局舎型とキュービクル型の2種類があり、局舎型が39ヶ所、キュービクル型が5ヶ所に設置されています。
県・長井観測局(局舎型)
県・疋田観測局(キュービクル型)
県・瓜生観測局(アルミパネル型)
各事業者の観測局の設置地点を下図に示します。
事業者毎の設置数は、
○日本原子力発電株式会社 … 10ヶ所
○関西電力株式会社 ………… 40ヶ所
○国立研究開発法人 日本原子力研究開発機構 … 12ヶ所
となっています。
このホームページでは、事業者の観測局を「(地名)MS」または「(地名)MP」と表示しています。「MS」はモニタリングステーションの略、「MP」はモニタリングポストの略です。
浦底MS(日本原子力発電)
高浜MP3(関西電力)
松ヶ崎MS(日本原子力研究開発機構)
原子力規制庁の委託を受けて福井県が空間放射線量率の水準調査を行っている地点を下図に示します。
空間放射線量率の水準調査は、全国で行われており、観測データは原子力規制庁ホームページでも公開されています。
永平寺町町役場局