宇宙や大地からの放射線、空気中のちりや食物に含まれる天然の放射性物質から出る放射線など、私たちは日常の生活で絶えず自然界からの放射線、“自然放射線”を浴びています。その量は世界平均で、年間約2.4ミリシ-ベルトです。
また、レントゲン撮影や胃の検診など、医療診断によっても放射線を受けています。このような放射線は、自然放射線と区別して“人工放射線”と呼んでいます。
原子力施設から周辺環境で受ける人工放射線の量は、年間目標値を0.05ミリシ-ベルトとし、厳しく管理されています。
実際の原子力施設周辺環境の放射線の量は、年間目標値を大きく下回る0.001ミリシーベルト以下であることが確認されています。